もう、何も感じないよ。

　



何も言わないんだね、ずっと。
何も、何も、何も。




もう、そんな君を見たくない。
そんな君は君じゃない。
僕の知ってる、本当の、君は。



こんなつまらない世界。
誰も要らない。
必要ない。










みんな、いなくなっちゃえばいいのに。

君を、救えない。

おかしいと思っていたのは。
何か違うと感じていたのは。






君じゃなくて、僕だったみたい。





無理なんだ、今は。
どうやっても、どう足掻いてみても。
これ以上は。
同じようにしているつもりなのに。
"いつも通り"が出来ない。



ごめん、苦しませて。
ごめん、苛立たせて。
ごめん。





でも、全部自分の為。
誰かの為に、とか。
大切な人の為に、とか。







結局最後は、己自身。

それでも廻ってる。

　


どうしよう。



驚いた。
自分自身が、こんなにも離れているなんて。
もっと、近くにいると思っていたのに。
分っているつもりは何一つ分っていなくて。
理解なんて出来てなくて。
だから、何も感じなかった。
ただ、残る罪悪感。
あの時、あの場所に。
自分は居る資格なんて無かった。





ごめん、全てをぶち壊して。
もう邪魔しないから。
消えるよ、目の前から。

もう、聞こえない。

　





望みはしませんでした。

君のこと。






そこに存在しているはずが、簡単に消えて。
自分一人だけ。
遠く、遠くに、離れて。



何も言わずに。
自分だけ。





なんて身勝手。





もし、1分、1秒。
君を早く救い出せていたら。
未来は変わっていたのかもしれない。





一人は嫌。


寂しい。


悲しい。


置いていかないで。










気付けなかった僕の弱さと君の弱さ。










早く、逢いたい。








最後に。
もう一度だけ。

見捨てないで。

　




離れ離れに。





いつも、そこにいた人が急にいなくなって。
目の前から消えて。
遠くに。



そこにいないだけで、こんなに変わるものなんだ、と気付いた。



視界にいれておきたかったのは。
いつも。
いつでも。



君だけ。




酷いね。
切り裂くだなんて。








背中越しの君に。
最後の僕を。